ゴールデンウィーク中に日本の消費者庁がコンプリートガチャを違法(景品表示法違反)であるとし
ゲーム会社に注意を喚起すると発表しました。
現在のところは、業界団体に対する通知をこれから行う方針であるという話で
規制の対象という場合ではありません。
コンプリートガチャとは何でしょうか?
コンプリートガチャとは携帯電話用のソーシャルゲームの商法の一つ。
カプセルトイ(ガチャ)のようにランダムに入手できるアイテムを揃える(コンプリート)ことで
稀少アイテムを入手できるシステムのこと。「コンプガチャ」とも。携帯電話用のソーシャルゲームは多くが基本無料を謳っており、アイテム課金によって利益を得るシステムになっている。ガチャは1回ごとに課金を伴い、携帯電話の使用料と一緒にユーザーが支払うことになる(無料のガチャもあるが、1日1回のように制限が課せられている)。ガチャシステムでは、ゲーム内に登場する特定のカードやアバターのようなゲーム内のアイテムを手に入れようと思った場合、欲しいアイテムをそのまま購入することはできず、何度かくじを引くように課金することになる。さらに、全てのアイテムを揃えることで入手できるコンプリートガチャの場合、確率によっては何万円、何十万円とつぎ込んでも入手できないこともある。
何度かガチャをしないと、レアアイテムが入手できにくなっています。
しかしながら、この部分が人気の要因であります。
グリーやモバゲーといったソーシャルゲームの会社はこのガチャを通じ
課金が増えて、大きく成長してきています。
コンプリートガチャのどういうところが違法なのか?
ガチャはゲーム内の仮想通貨(仮想通貨の購入にはお金が必要で、後日、携帯電話の使用料と一緒に請求される後払いの形になっている)を使うため、お金を払っているという感覚が薄く、利用者の年齢にも制限がない。このため、未成年が親の金を使い込むケースも出てきており、消費者庁に苦情が多数寄せられていた。
記の批判を受け、2012年5月5日、日本の消費者庁はコンプリートガチャを違法(景品表示法違反)であるとして、ゲーム会社に注意を喚起すると発表した。
つまり、射幸心を煽る行為が
賭博に似ている行為であるというところが批判されており、
そして、消費者庁はコンプガチャに対しては
景品表示法で禁じられている懸賞方法の「カード合わせ」
(内容の分からない状態でカードを購入させ、特定の種類をそろえると別の商品と交換できるという手法)に当たるという見解を示しているところが、
話題性が先行して、
違法という取り上げられ方をしているようです。
現段階で、違法と断定されているわけではありません。
参考ニュース